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虹の空へ

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ヘドウィグを思い出す

ヘドウィグの舞台が終わってから、2ヶ月。
最近、やっとこさ映画のDVDを見てみた。
こーじヘドの残像が消えるのがイヤで、ずっと見てなかったのね(乙女)(笑)

で、久々に見たジョンのヘドウィグ。
あら。なんだか印象が違う。
以前と違って、懐かしさでいっぱい。
あらら。ジョンが前より好きだわ(笑)

LIVEで生ジョンを見たからか、それとも耕史くんを通してジョンが
前より近い存在に感じられるのか(勘違い)

いままで映像でしか知らなかった人が、LIVEでは目の前で飛んだ
り跳ねたり過激なパフォーマンスして。
かと思えば、お茶目で、歌う様子はピュアな少年ぽさもあって。
そう、生のジョンは意外なほどナチュラルでピュアで、そんな資質は
耕史くんと同じなんだなあと、あの日しみじみ思いました。
そしてずいぶんとお近づきになれたような(マジ勘違い)(笑)

ってな感じで、大打ち上げLIVE後、ずっとあれこれ考えてたこと。



打ち上げLIVE直後に頭から離れなかったのは
「ジョンのヘドウィグって、実際どんなだったのかなあ」ってこと。
ほんと見たかったなぁって。

映画のヘドウィグがイメージにあったけど、中野サンプラザで見た
ジョンはなんだか違う。
思ってたよりナチュラル。
もっとどぎつい印象があったのは映画のせいなのかな。

メイクした顔のアップ、怒りや嫉妬や嫌悪、そういうマイナスの気持ちが
あらわになった表情、そしてエロチックなシーン。
そういうものが際立たされて、大きく強調されて伝わるのが映像。
どうしてもドロドロしちゃうんだよね。
これが舞台になると、少し離れたら綺麗なものしか見えない。
生なのに生々しくない。そんな感じかな。

たしかに生ジョンのパフォーマンスは激しかったし、耕史くんも
ついていくのに必死なほどだった。
けど、ジョンの言葉や歌や姿からは、素の部分のピュアでナイーブな
少年みたいな風情が意外なほど強く伝わってきて驚きました。
もしかしたら、ジョンと耕史くんの持つ資質は似ているのかなあ。
そんな気がしました。

そして、また映画の特典ディスクの制作ドキュメンタリーで
「トミー・ノーシスは僕がモデル」とジョンが言ってます。
父親が軍人で東ベルリンにも住んだことがあって。
この物語は最初はトミーの物語として作ろうと思ったって。
だから、ジョンはヘドウィグそのものなんだけど、ちゃんとトミーにも
なれてるんだなあ。

ヘドウィグとトミー。
この両方の人間になれることが「ヘドウィグ」を演じる上で、とても
たいせつなことなんだね。
いままでヘドを演じてきた役者さんにもいろんなヘドが居て、それぞれが
自分のヘドウィグを創り上げている。
ジョンのヘドウィグも、最初は手探りで未完成のライブパフォーマンスだったのが
どんどん進化していくのも面白い。
それにつれてヘドのメイクもどんどん綺麗になっていくのね。

耕史くんの少年のようなイノセントなトミーは、強力な武器。
ヘドウィグを演じることができる俳優、演じることが許される俳優は多くないだろうから
耕史くんがヘドをたいせつにしてる様子がとてもウレシイ。

耕史くんがヘドウィグになれたのは巡り合わせとか運命とか縁とか奇跡とか
いろいろ思うけど、それを見届けられるワタシたちは本当にラッキーだなあ。

ラストの演出の不満もソムンさんという、そんなにオンナオンナしてないキャラに
助けられて良かったなあと思えたし、結局は(リピーターにとっては)英語歌詞は
このうえなくかっこよくてそれ以外考えられなくなって。
結果的にヘドウィグ2008はワタシの中では大成功。
いまさらですが(笑)

そんなふうにあらためて思った夏の夜でした。ほんといまさら(笑)
また今度、こーじヘドに会える日が楽しみです。
by june-sky | 2008-08-17 23:29 | Hedwig 2008
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