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虹の空へ

junesky.exblog.jp

HUMANITY~モモタロウと愉快な仲間たち~

(6.06.25 大阪フェスティバルホール)

初めての地球ゴージャス。
友人から譲ってもらったチケットの席は1階後方。
舞台からはちょっと離れてはいたけど、両サイドの花道まで使っての
派手なパフォーマンスを観るには良い距離でした。

そんなゴージャスな舞台の様子と簡単なストーリーはコチラ~シアターガイド

あ、そうだ。全体的にアクロバティックな演出が多かったんだけど
始まった途端、アクシデント発生でビックリ。
鎖にぶらさがってターザンみたいに出てきた女の人が落ちちゃったよ。
あっ!と思ったら落ちてて、側のダンサーたちが動かさないようにしてて。
そのまま他の人たちは踊ってた。
どうするのかなと思って見ていたら、そこのシーンが終わって皆がはけるときに
一緒にはけていきました。何事もなかったかのように。
ゴージャスのサイトでは岸谷さんから、その女性がたいしたケガではなくて
でも休演するとの報告がありました。
まあまあ無事でヨカッタ。

舞台は、とにかく派手。とりあえずゴージャス。
出てくる人の多さに驚き、その華やかな演出に喜び。

岸谷さんがパンフで言ってるけど、40歳になったからこそできることだって。
たしかにね、これがぴちぴちの20台だったらできてあたりまえ、かっこよくて
あたりまえ。
それを、40を越えてがんばってる岸谷さん、寺脇さん、唐沢さん、戸田さん
たちがやってるから意味があるんだろうと、それがよくわかりました。

お客を楽しませ、自分たちも楽しみ、ものすごく大きなパワーが伝わって
きたよ。



とにかく一度にたくさんの人が舞台に上がってた!
しかも、みんな動き回ってた!
大阪では新宿コマみたいな回り舞台じゃないけど、セリのようなものを
作って勾配をつけて回してました。
円形になってないから、ステージサイドの端に伸びてる部分まで
めいっぱい使って。
立ち回りあり、歌にダンスにお芝居に、ほんともりだくさん。

そのアンサンブルキャストにアクロバットやエアリアルや、専門分野の
スペシャリストを揃えたという岸谷さん。
「アンサンブルキャストの優れた芝居は本当に素晴らしい作品になる」
というのが持論だそうです。
たしかに。
数少ない舞台鑑賞経験から、私もそれはわかるなぁ。

その中でスゴイ!と思ったのがダンサーの植木豪さん。
猿役です。
猿の衣裳だけど、すんごいカッコイイ!
ソロダンスで「おおおおおおーーーーーー!」って思ったよ。
ストリートぽいダンス。
踊り出すと、パッとひと目を惹く。華やかな存在になる。
パンフを見るとブレイクダンスの世界大会で優勝したりしてる。やっぱり。
ダンサーだけあって、芝居中の動きもキレイ。やっぱり(笑)

もひとり、キジ役の蘭香レアさん。
この人も存在感あったなあ。
めちゃくちゃ色っぽいの。キジなのに(笑) 
バレリーナぽい踊りがステキでした。
現実の世界での変な動きも印象的。

戸田さんと高橋さんはさすがにウマイ。演技も歌もよかったなあ。
ふたりともソロの見せ場があったし。

オーバー40’s(岸谷・寺脇・唐沢)もがんばってたよ!
唐沢さんは宙を飛んでたし(飛ぶ必要があるのかないのかは別として)(笑)
岸谷さんは達者なタップを見せてくれたし
寺脇ワンコは可愛かった!
セリフのテンポも良いし、ベタなギャグでも間が良いから笑えるんだよね。
3人とも味があって、お芝居も安心して見てられる。
お茶目なところもかっこいいところも、すごくアピールするのが上手い。
勘が良いってこういうことかなあって思ったよ。

ストーリーが桃太郎を下敷きにしてるファンタジーぽいものだから
脚本もゆるーーーいし、セリフも脱力系だったりするけど
全体的には「ああ、楽しかった!」って感じ。
そんなに後に残るものはないけど、見てる間はワクワクしたし大笑いしたし。
高望みすると、主力メンバーがもっと歌がうまかったら、もっともっと心に
響くものがあったかな~と、そのへんは少々物足りない気分。

や、でもプレゼンシーンは圧巻だったし、夢と現実の重なり具合の絶妙さとか
この世界の不思議さとか夫婦愛とか、そういうものは残ったよ、うん。

カテコは4~5回ありました。スタオベしてる人も多かった。
私も立ったよ。お祭りだしね。
岸谷さんがちゃんとご挨拶して(「立ち見して頂いた方もありがとうございました」と
言ってたよ。立ち見の苦労も報われる!・・・かも)
キャストも一人ずつちょこっと話して。
良いカテコでした。
さすが大人だな~。毎回こんなカテコだったら後味いいなぁ。
こう、アンコール終わりの区切りがつくし(笑)

うん、やっぱり楽しかった!の一言です。
ダラダラ書いたわりには(笑)
来年もぜひ行きたいです。また全然違ったものを見せてくれると思うから。
by june-sky | 2006-06-29 17:06 | 観劇・演劇
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