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虹の空へ

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「tick,tick...BOOM!」 9/29ソワレ&9/30マチネ

3連休、さすがのワタシも完全休養でした。
極力お出かけはせず、家でグータラ。
その間にスマもチクチクも感想書いてしまおうと思ったけど
まったく無理。

会社に行ってる分にはシャキシャキやってるんだけど
休日になると一気に気がゆるむんですかね。
ダラダラしてるうちに3連休が終わっちゃったよ。
夕べ遅くにやっとこさペンライトとかのコンサグッズを片づけた
くらいで部屋もグチャグチャだし。やだなー。

とグダグダ言ってたら今週の木曜はチクチク大阪。
おまけ的な感じでそんなに楽しみじゃなくて(あらら)
けどよく考えたらまだチクチク終わってない!(嬉)
この前の東京でスマもチクチクも一気に終わったような
気になってたんだよね。
初めての劇場でのチクチク、楽しみです。
間違って梅芸に行くなよ!>ワタシw

ってことでチクチク2公演分の感想、まとめていっちゃいます。




9/29ソワレは最前の真ん中あたり、9/30マチネは上手チュウ席。
いつものマグ席にもどってきたよw
29日マチネでちょっと離れてカッコイイ!と思ったジョナサン@耕史。
今度はすっごい見上げます。顎とか喉仏とかが間近です。
メガネは光らないのでやっぱりそんなに気になりません。
汗もキラキラ。
いやー、近くてもカッコイイさw
生声も聞こえるし。

そうそう、今回のセットですが。
再演の時と変わったのはロフトみたいな2階部分が左右反対に
なってます。
前は左で今回は右。
ここはジョンの部屋になったりベランダになったり街の中になったり。
全体的にシルバーのスチールが目立ってますますNY風な感じに
なりました。
前は黒っぽい感じだったね。
(って書く前にマグっちで舞台セットを写真で確認してきた。
ついでにこーちゃんの5年前も確認。若いーーー!
やっぱりもうキラキラでツヤツヤ。
表情も少年ぽい感じでうっかりときめいた。30歳なんだけどw
お誕生日公演の写真はせつなくなったよ。。。)

それと、今回のチックタックの音。
これも最初に観たときに変わったなと思ったんだけど
カチャン カチャンってちょっと金属音ぽくなっていたような。
これが結構耳に響く音でずっと鳴ってたら耳障りな音になりそう。
ジョンがイライラして空気を掴むようにして音を追い払っていた
気持ちがわかります。

ということで、この感想はジョンの変化を中心に。
とは言っても耕史くんにとっては3回目のチクチク。
2週間でそう変わるはずもなく。
共演のお二人がものすごく良くなっていたのでそれにつれて
ジョナサン@耕史も自由に生き生きと動いてるのはもちろん、
ジョナサンを演じることが心底楽しそうで舞台の上で
溌剌としてる感じ。
これが俺のやりたいことなんだ!と全身から溢れ出てるのが
感じられるような・・・まあファンの主観と直感ですけど(笑)

2週間前に初めて観たときから感じたことだけど
今回のジョンはほんとに30歳になりたくない感が満載でした。
そんなに特別なの?って聞きたくなるくらい大台に乗りたくない
らしい。
そういう気持ちがストレートに伝わってくるのは今回の脚本が
耕史くん本人の言葉だからかな。
台詞や歌詞の訳は前の方がよかったような気がするところもあり
今回がよかったようなところもあり。
でも、台詞に気持ちがこめやすかったのなら、今回の脚本は
とても良かったのだと思う。
こちらも気持ちを受け取りやすかったし。

スーザンへの思いもちゃんと表現されていてそれもしっかり
伝わってきてました。
再演時はマイケルへの思いは痛いほど伝わってくるのに
スーザンへの愛は???って感じで、ジョンはホントに恋人として
スーザンのことを想ってるのかちょっと疑問でした。
そんなに好きじゃないよね?って観るたびに思ってました(汗)
演出があっさりしてたのか、耕史くんがそのへんの気持ちに
重きを置いてなかったのかよくわからないけど。

今回はお誕生日プレゼントの原稿五線紙の束を渡されたときのジョンの
泣きそうな顔とか、あちこちでその想いを感じることができました。
あの表情はグッときましたわ。
ていうか前のスーザンの時はそんな顔してなかったよ、オイ(笑)

それ以前のふたりの距離が離れてしまったシーンもその時どきの
気持ちがわかりやすかったなと思います。
全体に日本人にはピンと来ない言い回しは省いて共感しやすく
なったかなと。

「ここから引っ越さない?家賃が安くなればディッシュウォッシャーだって
買えるのよ」というスーザンの言葉の後のなんとも言えない間や
ふたりの表情や会話からその距離がひしひしと。
ジョンはあきらめたような表情でスーザンの言葉を聞いているだけ。
ふたりの気持ちが完全に別々の方を向いているんだなあと
よくわかるシーンになっていました。

こんなふうにジョンの思いに共感できるように、その気持ちをより
理解できるようになったところへあのカモメのシーン。
ここはちょっと、いや今回かなり感動しました。
マイケルがHIVに感染している事実に衝撃を受け、街をぐるぐる
歩き回って急に開けた光の空間。
そこに何百派のカモメがいることに気づくシーン。
天啓を得るというか、教示を得るというか、神の存在をジョンが
感じてるのかなと。
観てるワタシはたしかにそう感じたんですよね。

再演との違いは自分の過去記事を見ていろいろ気づいたんだけど
この作品は印象的な台詞の繰り返しが多いねって話の中で。
(過去記事はコチラ

今回メガネメガネとうるさく言っておりますがw、その部分

パパ「おまえは自慢の息子だ。寝る前にはメガネを外せ」
ジョン「それじゃ夢が見れないよ」

が、再演では

パパ「ちゃんとした仕事についたら電話して」
ジョン「お祈りでもしてて」

だったんですねー。メガネネタはもちろんなし。
原作にはあるのかな?
こうして較べるとメガネネタは結構印象に残って良いのかも。
メガネが光るのとは別問題で。

スーザンの「スマーーイル」は「深呼吸して!」でした。
マイケルが「メガネを拭けよ」って言うところは何だろう?
「まるでジェットコースターみたいに」っていうのがマイケルの
リピートワードだったようなんだけど。
「メガネを拭けよ」のシーンでは使えないね。

こういう印象的な台詞の繰り返しはしゃれていて好き。
詩的でミュージカルの中の台詞としては浮いてなくて良いと
5年前にもワタシは誉めてます
(上からでスイマセンw)

キーワードとしては他にも「ニューアーク空港」も皮肉が
効いていて効果的でした。
訳もいろいろ考えて工夫してタイヘンだったんだろうなと
いまさらながら思います。
観てる方は好き放題言ってますがw

そしてやっぱり曲が良い。
何回でも観たくなるのは曲が聴きたいから。
3人の歌声を聴いていたいから。
ほんとに素敵な曲をありがとう!>ジョナサン
ジョナサンの遺したものをワタシたちはこうして今も愛してますよって
ご本人に伝えたい。無理だけど。
そんなくらい曲が好き。
なんでもないストーリーだけどあの曲たちがあるから特別なものになる。
そんな風に思います。

ということでまとまらないまま今日はここまで。
次回は小ネタ編へ続きます。
by june-sky | 2012-10-09 22:12 | tick,tick...BOOM!
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