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虹の空へ

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ヘドウィグ@新宿 3/3 マチネ&ソワレ

昨日はヘドウィグ@新宿の千秋楽でしたね。
とっても盛り上がったようで、友人たちも満足そうでした。
耕史版「THE ORIGIN OF LOVE」はワタシも聴きたいな。
東京大楽でやってくれますように!

ワタシが行った3/3 のソワレもほんとに盛り上がってたよ。
よかったね、ヘドウィグ!
よかったね、こーちゃん!(感涙)
よくもここまで成長してくれたよ。
って、親戚のおばちゃんか(笑)や、そんくいらい嬉しかったの。

2/18あたりに観たときとは役者も観客も全然違う。
舞台って成長するのね。
1曲目からのスタンディングでは、客席全体がざーーーっ!と
立ち上がって、ちょっとトリハダもんでした。

この熱気は2週間ちょっとの間、同じ場所で上演されて、役者も
どんどん進化して、リピーターもたくさん居てできあがったもの。
地方ではどうなるんでしょうか。
新宿FACEという場所で出来上がったあの雰囲気を、地方でも
少しは醸し出せたらいいのになと思います。

ってことで、盛り上がったソワレを中心にネタバレ感想を。



○ 音がデカイ!これも変化したうちの一つ。
今回は床から地響きのように音が響いてた。
いのうえひでのりさんが三上ヘドを見て新感線も負けるくらいの
大音響にビックリしたそうだけど、ロックのライブだもん。
こーでなくちゃ。

○ 「TEAR ME DOWN」の「やってみなー!!」「引き倒してみなー!」の
掛け合いが、すごく上手くなっていた!
おたがいの引いたり押したりのタイミングがぴったり。
ここで、ああ、このまえと違うと確信しました。
あ、そのまえの「ヘドウィーーーッグ!」の声がもう違った。
中さんの成長にも期待できた瞬間。

○ その中さんは演技が良くなってましたね。
余裕もできて、伸び伸びやってる感じ。
歌は文句なく上手いし、耕史くんの声ともぴったり合ってるし
ヘドに寄り添ったりバンドに絡んだりとパフォーマンスも完璧。
ハジケてた!

○ 1曲目が終わって、「あたしがヘドウィグ!」(キャーーーーーー!)
「そしてバンドのアングリー・インチ!」(きゃーーーーーーー!)
すんごい盛り上がってる。
これでライブに来た客として自分がここに居るって実感できました。
お客も成長したよ!

○ シャウトする耕史くんもステキだけど、一人で語るヘドウィグの表情にも
やられちゃうこと多し。
最初の頃より仕草も表情も豊かです。
眉毛を整えるシーンの顔はやさしく、嬉しそうでちょっと照れながら。
トミーと作曲したりするトレーラーのシーンは、最初観たときは間延びして
なんだかなって感じだったんだけど、ヘドウィグのトミーに向ける
愛おしそうな表情にやられてからはOK!
いまでは大好き(ヲタ目線)

○ 歌のときの表情も豊かになった。
「WICKED LITTLE TOWN」(ヘドver.)では、トミーに向ける笑顔が
ますます増えて、見つめられたお客のことを思うだけで腰が砕けます。
あの日、その視線の先に居たと思われる(思いたい)堺さん、
だいじょうぶだったでしょうか(笑)
この曲のまえに、トミーを見つけてハッとするところから、トミーに
微笑みながら歌うヘドウィグがあまりに幸せそうで。
やーーーん、なんて嬉しそうなのーー!
こっちまで幸せです。
この曲の間奏のヘドは、ピンスポットが当たってない少し暗いところで
なんともいえない表情をしてます。
はにかむような嬉しさを噛みしめるような、ちょっと放心状態なような。

○ 他に好きになったヘドウィグの表情は、困ったような、戸惑ったような
幼い子のような表情。
ルーサーとママが手術を勧めてる、その間に居るときにそんな顔をします。
あと、何度か見かけたその顔は、拗ねてるみたいな口をとがらしたような
感じで。
ほんとに可愛くてキュンキュンします。

○ そんな可愛いヘドちゃんはしゃべり方もカワイイです。
ハンセル時代、「ボクはクマさんグミが好き」とか
カタワレってどんな人かなって話してるときの
「その人って困っちゃうような人なのかな」とか。
その話し方がほんとに「ボク」って感じでカワイイーーー。

○ あ、そうだ。
舞台を観て初めて、ヘドの年齢をはっきり意識したんだけど
ルーサーと出会ったのが25歳なのね、たしか。
ワタシはもっと若い頃かと思ってました。
だって、クマさんグミだし(笑)
お菓子でつられる25歳。うーーーん。
その頃もママと同じベッドで寝てたんだもんね。
狭いアパートだったみたいだけど。
そのへんから、17~18歳くらいかなと漠然と思ってた。
ちとびっくり。

○ 友が「2歳で日記が書けるのか?」と驚いてたけど、映画見たら
それは絵日記でした。なるほど(笑)

○ ヘドの語りを聴き入ってるときに、「しんどいっ!」とか「ビッチ!」とか
間が悪すぎて要らないって思ってたけど、前より気にならなくなりました。
テンポや間合いが良くなって、セリフもメリハリがついてきたからかなあ。
中さんのセリフは最初の頃に比べると遙かに良くなったし。
まだまだ良くなりそう。
でも、ルーサーの声はやっぱり作りすぎてて気になる。

○ アクシデントにも「どこまで話したかしら?ザグレブランド?
なんだか助けられた気がするわ」とか、大ウケでした。
振り向きざまに「毛皮が好き?」の言い方も、タイミングが良くて
笑えるようになった。
ヨカッタ!

○ 照明は良いですね。前の席では集中ビームで目つぶしに合うけど
でも、良いです。
ヘドウィグが青くなったり赤くなったり白くフラッシュしたり。
いろんな色に染まるヘドの姿をいつまでも観ていたい。
神々しいヘドウィグは照明のおかげもあり。

○ だけど、イツァーク問題は消えず。
やっぱりあいかわらず自由だし、中さんが生き生きと芝居をするようになって
ますますお気楽な雰囲気。
とても虐げられてる人とは思えない。

○ そうだ!ヘドに飼われてる猫だと思えばいいんだ!
ちょっと気に入ってヘドに飼われてみたけど、束縛されるのは嫌。
気が向かなけりゃキスも拒むし、抱きしめられたら引っ掻くよ。
気ままにひとりで遊んでるとご機嫌。
ラストは気まぐれで着飾ってみました。って感じ。
無理か(汗)

○ ラストはほんとにわかりにくいー!
何がわかりにくいのか。
ヘドがトミーになって歌う「WICKED LITTLE TOWN」が終わって
始まる「「MIDNIGHT RADIO」。
これはヘドウィグとして歌ってる。
すべての人に向けて、自分に向けて歌ってるんだよね・
そして、女装したイツァーク登場。
ここで、ヘドはイツァークをとても愛おしそうに見ます。
ここ、わかりにくいよね。
ヘドはイツァークをホントに愛してたん?って。
でも、このシーンは愛を感じるシーンじゃなくて、抑圧されてきた自分を開放する、
そして、イツァークを開放してあげるっていうシーンだよね。
だいじなところで意味が変わってくるじゃん。
たいていは、まあいっかって思うワタシだけど、このあたりと白いドレスは
やっぱダメでした。

○ ダメついでに、「WICKED LITTLE TOWN」(ヘドver.)のこと
たいしたこと言ってないって?うっそーーー!(呆)

○ なんだかんだ言っても、やっぱり耕史くんのヘドウィグが好き。
今回、ノリノリで腕まで振り上げた「ANGRY INCH」
曲が終わって泣きそうになった。
こんなノリノリの曲で泣ける。その意味がわからん(笑)
その直後のヘドの語り(たぶんここだと思うけど)の「明日になれば」の
ひと言で涙腺決壊です。
明日になれば、ジェット機に乗って・・・っていうシーン。
うまいのよ、ここの間が。そのあとのせつない声が。
うわーーーん(涙)
で、「WIG IN A BOX」が始まる。
One night like this ~♪のせつない声にまたまた泣かされるワタシ。
もうどうしようもないけど、これがワタシなの(笑)

○ ラストの2曲の耕史くんは圧巻。
そこにはヘドが居てトミーが居る。
「Midnight Radio」の圧倒的なパワーを受け止めるのがタイヘンです。
いつも息を止めてしまう。く、苦しいーー!

ダラダラといつまでも書けそうなヘドウィグ。
あとは、ワタシの好きな曲毎感想(笑)書いて、いったん終わりたい。
・・・・終われるのか(汗)
by june-sky | 2007-03-05 17:09 | Hedwig 2007
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