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「おのれナポレオン」~5/11 前楽

休演だー!とか再開だー!とか観る前には大騒ぎして
観てしまえば大満足で書くことが多すぎてなかなか書けない。
あー、いつものことだけど(汗)

おまけに千秋楽の翌日は頭が痛くて仕事も休んじゃった。
ドラマ会見欠席したひととオソローーw

いやアチラは三日三晩徹夜続きとか。
そりゃ1日くら休ませてあげないと。
と言いつつ、次の舞台情報がほしいところだけど、新たな
ドラマのことやギター番組のことも聞こてえてきて
まあいまのところはこれで許してやっかという何様な感じの
今日この頃。
おのナポ感想、前楽からいきます!

初めてのりえアルヴィーヌと変わったところあれこれを中心に。






開演前のシーーンとした客席。
やっぱりみんな固唾をのんで待ちかまえてる感じ。
だよね。あんだけ騒がれてるんだもん。
観てる方だって無駄に緊張するよ。
この日はJ列センター。凸型ステージの先端から5列目。
初めて良い感じで全体を観ることができました。
これまで3公演は前すぎてモントロンにロックオンだったので。
いや5列くらい離れてもロックオンは変わりないけど周りも一緒に
目に入るので(笑)
まあ今回は6人が6人とも台詞が多くて見せ場があって
目を惹きつけられる役者さんで、まさに全員が主役のような存在感で
いつもよりロックオンできなかったんですけどね。

で、りえちゃんですよ。
やっぱり華がありますね。
登場から堂々としていてスターのオーラがびしばし。
あまみんと較べると辛いかなと思っていたドレス姿も予想以上に
お似合いでステキ。
そうえいえばりえちゃんってハーフだったなと思い出した瞬間でした。

オープニングのアントンマルキ、モントロン、アルヴィーヌのシーン。
ここはヴィクトールがそこに居るかのように語りかけ、しかも3人の
時間も場所も違うのに同時に見せていくという難しい場面です。
ここはりえちゃん、まだちょっと台詞が固いかなと思ったけれど
それは天海さんの印象が強かったせいもあるんだろうな。
天海さんが作り上げていったやさぐれ時代のアルヴィーヌは
堂々として迫力があって魅惑的でしたもんね。

でも、それが時間が経つごとにどんどんりえちゃんも良くなって
なんだか目が離せなくなるのです。
とくにナポレオンとの絡み。
三谷さんはりえちゃんバージョンの脚本に書き換えるとき
りえちゃんの女らしさや情感あふれる部分を前面にに出してきた
のかなと思いました。
ナポレオンに恋する瞬間がわかりやすくなり、その演技は素直な
感情があふれ出しているような柔らかい感じで、ある意味硬質な
天海アルヴィーヌとはまったく別物でした。
だからどっちが良いとか悪いとか比較はできないし、個性が
まったく別のタイプの起用は正解だなあと思いました・

そのアルヴィーヌのキャラが変わったことによって、作品全体の
印象も変わりました。
紅一点のキャラが変わったんだからそれは当然といえば当然かも。
天海さんのおかげでカラッとしたコメディー風味に仕上がっていた
作品全体の雰囲気が、りえちゃん版では陛下への愛が強調されて
ちょっとしっとりした感じ。

その代わり他の部分では笑わせどころが増えしっとり部分との
メリハリが出ていました。

モントロンとのモリエールの劇中劇では今回の代役ネタを。
アルヴィ「台詞は入ってるわね?」
モントロ「おまえに言われたくないし!」

本を片手に台詞を始めるアルヴィーヌに
モントロ「おまえは読むのかよっ!」
アルヴィ「いっぱいいっぱい」

このやりとり、りえちゃんも半笑いで客席も大ウケ。
こーちゃん、ますますオイシイ感じ。

ナポ「稽古すれば1日2日で上手くなるのかな~?」も
良い感じで時事ネタw

ナポ&アルヴィ&マルシャンの肉体訓練も念入りです。
アルヴィーヌがいつまでもかけ声をやめないので延々と腹筋を
させられるナポレオン
野田さんがバテないか心配でしたw

チェス対決シーンでアルヴィーヌが何の脈絡もなく突然弾き出す
「はーるばる来たぜハーコダテ~♪」とか。

こういう笑わせどころはアルヴィーヌの長い台詞が削られたり
フラメンコシーンが短くなったり、そういう部分で尺が余った
ために入れられたのかもしれませんね。
天海アルヴィーヌが言ってた台詞はその一部をモントロンや
アントンマルキに割り振られてるとところもありました。

そうそう!
ワタシの大好きだった
モントロ「チプリアーニの話をしよう」
アルヴィ「チプリアーニの話をしましょう」
アントン「チプリアーニの話をしよう」
(こんな感じだったかな?)
(好きな割には以前の記事でシプリアーニと書いていた)(汗)
このシュプレヒコールが無くなったー!(涙)

変更後はアントン先生が一人で「チプリアーニの話をしよう」と
普通に言うだけ。ちょっとショック。。。

ショックといえばワタシはモントロンとナポレオンの
「来月船が着く海を見てくるーー」の件が大好きなんだけど
そこがちょっと雰囲気が変わっていてショック。
前と変わらずキュン!と来るんだけど・・・キュン度合いが
ちょっと減った。
これは大事なことなのでまたのちほど詳しく。

モントロン夫妻も前より寄り添い方が夫婦らしかったです。
あまみんとはあんなにぴったり腰に手を回したりして寄り添って
なかったような。
りえちゃんとのツーショットはちょっと「お!」と思ったんだけど
あまみんとのときは全然。
アルヴィーヌキャラの色気的な違いかな。あまみん、ごめんw

カテコのときにちょっとりえちゃんの腰に手を当ててエスコートする
シャルルこーじにドキッ。
いやん、板に付いてるーーー!
モーツァルトからのモントロンでナイトっぷりも身に付いたかな。
こーちゃん、またオトナになったな(笑)

他に変わったところではマルシャンがアントン先生に誘惑されたと
告発するシーン。
マルシャンは泣きながら台詞を言うようになり、前より芝居が
熱くなってました。

そう、新生おのナポは芝居が心なしか大きく派手になっていたような、
全体的に濃く、熱くなっていたような感じでした。
これはアルヴィーヌの見せ場を減らした分、その他のキャストに
見せ場を盛ったかなと。
ミタニン、よく考えました。

元々密度の高い芝居、そのうえに盛られた他のキャストの負担は
いかばかりかと思いますが、それをきっちりやり遂げるのが
あのメンバーなんですね。
期待どおり!予想どおり!
変わった部分はあったけど作品のクオリティーを下げることなく
客席に届けてくれたと思います。
あんな騒動があったのにそれはちっとも悪い方には影響していないと
思いました。
初見だったらあれでじゅうぶん面白かったし楽しめる。
ミタニンが届けたかったものとは違ったかもしれないけれどね。
おまけにワタシは作品全体の印象では男も女も関係ない6人の人間の
ドラマって感じの天海アルヴィーヌ版の方が好きだけれどね。

でも、りえちゃんだってもっと時間があったらっていう状態だった
でしょう。
公演が続けられたのはりえちゃんのおかげ。
可愛くて素敵なアルヴィーヌをありがとー!
こんな無茶ぶり、引き受けてくれてありがとー!
りえちゃんのおかげで千秋楽まで見届けられて、おのナポファンとしての
気持ちが一区切りつけられたんだから。
前楽見終わった瞬間、そんな感謝の気持ちでいっぱいでした。
そりゃスタオベもするわ。
そしてそれは他の5人のキャストへも同じ。
この緊急事態にどれだけタイヘンだったかは観ればわかりました。
みんなスゴイ役者さんたちだ。

なのにカテコではみんなそんなに特別な感じはなく、りえちゃんを
称える以外はいつもと同じ。
その冷静な様子がみなさんカッコイイ。
ますますおのナポチーム全員のファンになりました。

舞台って生もの。何があるかわからない。
それでもベストを尽くしてこれだけ楽しませてもらえる。
その有り難さが身に染みました。
舞台ってステキ!
そんな気分で明日はいよいよ千秋楽。まだまだショーは続きます。

あ、終盤、初めてステージがチェス盤になってるのに気づきました。
ナポレオンを中心に5つのチェスの駒。
そして響き渡る「チェックメイト!」
ちょっとトリハダ立ちました。
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by june-sky | 2013-05-19 01:16 | おのれナポレオン
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