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虹の空へ

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「ステキな金縛り」作品感想編

続いて「ステ金」作品感想です。

の前に。

久々の音沙汰ですが、やっぱりスッと終われない
というかなんというか。
やらかすなあ>マグっち
おっちょこちょいすぎるw





ミタニンのコメディはセンスの違いなのか、ワタシには面白さが
わからないときもあるんだけど(汗)
このステかなはだいじょうぶ!
単純明快というか、マニアックじゃなくてひとりよがりでもなくて
わかりやすい一般的な大衆向けの笑いという感じでした。
なんの心配もなく笑ってられます。

登場人物に悪人は居ないし、後味の悪さも皆無だし、そこがまあ
ひねりがないとか刺激がないとかとも言えるけど、この作品は
それで良いんじゃないかな。
見終わった後、優しくてあったかい気持ちになれる、そんな作品も
好きだな。

ヒロインの三流弁護士エミさん役の深津さん。
このひとは前から好きな女優さんだったけど、こんな役を嫌味なく
やりすぎ感もなく可愛く演じられる人って少ないんじゃないかなあ。
演技の間も良いし動きも良いしスクリーンでもカワイイ。
三谷さんが「言えばなんでもやってくれる」って言うくらい、
役者としての仕事ならなんでもやるよっていう根性もありそうで
そういうとこも好き。
「台詞覚えが恐ろしく早い」っていうことなんで、頭も良さそう
だし勘も良さそう。
そのコメディエンヌっぷりにまた惚れ直しました。
歌声もちょっとたよりなさげなとこがまたカワイイ。
しばらくあの主題歌が頭の中で流れてたよ。

西田さんもこれまたさすがの幽霊っぷりで。
あの落ち武者の幽霊姿を予告なんかで見ていたけど、実際に
スクリーンで見たらこんなに可愛く思えるなんてそれは
ちょっと予想外のことでした。
あのむさ苦しい落ち武者姿(あ、シツレイ)が
どんどんいじらしくて愛らしいキャラに見えてくんの。
濡れ衣を着せられて打ち首にされたという最期もどれほど
無念だったかと。
釣りバカとか見たことがなかったけど、この方も素晴らしい
コメディアンですね。
あの扮装のおかげもあって、そこに居るだけで面白い。
そんなステキな幽霊でした。

あとの役者さんもそれぞれのハマリどころをちゃんと
持ってこられて、パンフを読むと皆が皆、三谷組に呼ばれたことを
喜んでいて。
蒼々たる役者さんたちが、これほど声をかけられてウレシイって
ワタシったらミタニンミタニンて軽くゆーてるけど、結構スゴイ人
なんだなと再認識(笑)

あと、この作品で好きなのはあちこちに映画作品へのオマージュ
というのか、ミタニンの映画ヲタクっぽさが出てるところ。
小日向さんの白ずくめのダンディなスーツ姿はハンフリー・ボガート
みたいだったし、その姿で、好きな映画は「 素晴らしき哉、人生!」
とか「スミス、都へ行く」とかを語るのが映画ファンとしてはテンション
あがりました。
この2作品ともすごい好き。

パンフを見たらミタニンがステかなのどのキャラやシーンがどの映画に
影響されたかが載っています。
こういうリスペクトしつつ、影響されたものをはっきり言うって良いですね。
パクリじゃないよ、オマージュだもの(笑)

「ファーゴ」とか「カイロの紫のバラ」とか「天国から来たチャンピオン」とか
「シカゴ」とか、ワタシの大好きな作品も上がってます。
逆に、見たけどいまいちピンと来なかったウディ・アレンの作品もあって
そういえばミタニンはもしかしたら日本のウディ・アレンみたいな感じにも
なれそうだなと思ったり。
コメディも書けるしシニカルなのもウィットに富んだものも、いろいろ
オールマイティ。
役者たちがこぞって出たがる監督っていうのも同じ。
まあこれは映画や舞台の監督なら誰もがいろんなものをやりたいと
思うものなのかもしれないけども。

あ、横道にそれた(汗)

んで、そういう映画へのリスペクトに満ちたこの作品はミタニンの
映画への愛に溢れていて、そこもすごく共感が持てました。
見ててワクワクしました。

難を言えば、役者が出過ぎ(汗)
どんなチョイ役にも名のある役者さんが出てきて、それはそれで
面白いし楽しくもあるけど、ちょっとうるさく思えるときもあるんだなあ。
唐沢さんとかw
意味はわかってるけど佐藤浩市さんとか。
わかるんだけどもったいないなあ。
それもミタニン流のコラボレーションで楽しませるぜ!みたいな
サービス精神もわかるけど、やっぱりちょっと気がそがれるところも
あるかなと。

まあそんなことも吹っ飛ぶくらい笑わせてもらったし、いつかどこかで
またまだ売れてない役者の浩市さんとか小うるさい助監督とかストリート
ミュージシャンとかが一同に会するときが来るかも知れない。
そういう遊び心があるからファンには楽しみもあるのかも。
じゃ、いっか(笑)

ミタニンがこだわってつくった法廷のセットがワタシもお気に入り。
深みがあって温かい雰囲気が出てますよね。
すり鉢状にして教会をイメージって、読んでなるほどなあと思ったけど
言われなかったら、どこかイギリスあたりの大学のこじんまりした教室
みたいな感じかなあと思ってました。
なんにしてもあったかくてこっくりした感じが良いです。

法廷物は当たらないと言われてるらしいけど、ワタシは結構好きだな。
裁判官・検察官・弁護士と被告・原告のせめぎあいが面白いし
シリアスにもヒューマンにも、最高のドラマになると思います。
今回も中井貴一さんとの攻防が面白かった。
深っちゃんに対抗する役柄なんだけど、中井さんがひとり
クソ真面目に(シツレイ)「異議あり!」と言うのが可笑しくて。
それが崩れるときがまたサイコーに面白いんですけどね。

幽霊を証言台に立たせるなんて無茶な設定を、そう不自然でもなく
やってのけて(ちょっとおかしなとこもあるけど気にしない気にしない)
今回はミタニンのアイデアに感服!

ということで、いろいろ楽しめた「ステキな金縛り」。
ぜひもう一度観にいきたいと思います。
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by june-sky | 2011-11-10 17:50 | 映画
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