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「GODSPELL」12/11 ソワレ&12/12マチネ 全体感想

行ってきました!そして帰ってきました!
今回ももれなく遠征を楽しんできました。
こーじ友と集い、観劇して、そして集い、また観劇して。
どっちがメインかわからないけどどっちも楽しくて。
おかげでその後の日常生活がつまらなくて(あかんやんw)

いろいろバタバタしてたんで、劇場の写真も撮らず、
唯一撮ったのがこの2枚。
もっと良いもの食べたのにw
ま、バーニャカウダも餃子も美味しかったです。

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2公演の感想、まとめていきまず!



いやぁ、山本耕史、やりましたね!>初演出
わかりやすくて楽しくて笑って、そして、気持ちよく音楽に浸れて。
何も難しいことは考えなくても楽しめる、そんな舞台でした。

聖書のお話ってどうなん?
耕史くんが神って・・・。
音楽もイマイチのりきれん・・・。
ていうか、演出よりも役者でーー!

とかなんとかいろいろ思ってたわけですよ。
いつもながらの親心(笑)
それがお稽古風景を見た瞬間、俄然楽しみになり(単純)
実際に作品を観た後は「また再演してほしい!」なんて
気の早いことを思ってます(単純すぎるw)
なので、とりあえずどんどん思いつくまま誉めようと
思います。ご祝儀代わりに(笑)


まずは音楽が凄く良い!
すっごく良い!
CD聴いただけではピンと来なかったのが、前嶋さんの
アレンジが良いのか、どれもとってもドラマチックな曲に
なっててビックリ。
良く聴いていた2~3曲以外は違う曲なんじゃ?とまで
思ってましまったくらい。
ちゃんと聴けば同じ曲なんでしょうけど。

そして詩が良い!
翻訳ものの不自然さがまったくなかったのにまたまたビックリ。
あの「RENT」の東宝版(初演)さえ、なんだか収まりの悪い訳詞が
あって、気になってしかたなかったのに。
耕史くんが訳詞もしたんですよね?スゴイよね!
平易な言葉を使ってるから、すっと入ってきてリズムも壊さない。
引っかかりがまったくなかったのが素晴らしい。
ワタシがボーーっとしてただけじゃないよね?(笑)

キャストがみんな、歌が上手い!
オーディションで選ばれた方々だから実力のない人は居ないと
思っていたけど、ホントにみんな歌が上手いです。
パワフルな声が重なり合うユニゾンは、ガーーっと客席まで
迫ってきて、その力強さと皆の表情の明るさにちょっと
泣けてくるくらい。
ソロになっても、力強さや深さ、美しさ、可憐さ、それぞれの
多彩な個性が表れて聴き応えがありました。
とくにお気に入りは明星さん。
凛とした歌唱が心に残りました。

そして小ネタも楽しい!
耕史くんは持てる芸のすべて・・・ではないか(笑)
とにかくたくさんの持ちネタを披露してました。
ピンポン球のマジック、ルービックキューブ、人間鯉のぼり、
シュムールの帽子まで登場。
またやってる~と思いながらも(鬼w)、どんな仕掛けになってるの?とか、
ちゃんと成功するかなとか、ワクワクしながら目にも楽しく観れますね。
堅苦しい聖書のお話の概念をこのへんでもすっかり打ち破ってます。

そしてジーザス。
耕史くんが神ってちょっと気恥ずかしいというか、照れちゃうわ~と
ファン過ぎて勝手に困っちゃってたワタシ。
神は神でも現代に置き換えた設定で、その劇中劇の神で。
だから自然にすっと入っていくことができました。
しかも、あの第一声「ボクは神」。
この一声でワタシは「ああ、神だ」と納得してしまいました。
声が神!
いつもの声とは違ってて、ちゃんと神としての役の声を作ってる。
いままでの舞台でも聴いたことのない声です。
そしてそれが最後まで崩れない。
さすがこーちゃん(笑)
ほんとにもうすごい役者だなあとあらためて思いましたよ。

声だけではなく、その表情も大きな慈愛に満ちていて、弟子たちを
ハグするときはその両手には優しさがこもってる。
弟子たちを正しい道に導き、教えを授け、人々のために裏切りを許し
苦しみを受け入れる。
その存在そのものが神でした。
その神は演出家でもあるわけで、このカンパニーを引っ張り牽引している。
キャストの中心に居て、常に皆に心を配る。
どこでだったか、オカリナを奏でるみやさんをちょっと振り向いて
見守るジーザス耕史の優しいまなざしにキュン!となりました。

でも、この神はただ正しいだけじゃなく、お茶目でカワイイんですね。
その話し方も厳かな言葉ではなく、親しみやすくわかりやすい言葉で。
時々言う、「うん、ちがうよ」の「よ」の可愛いこと(惚)
「あるよね」の「ね」もカワイイ(笑)

とにかく板の上の人たちがみんな楽しそうに生き生きしてんです。
楽しそうに歌って踊ってるんです。
観てる方も楽しくないはずがないよね。
悲しいシーンはあるけれど、終わった後にはそういう楽しい思いしか
残らない。
これは何度でも観たくなる作品ですね。

そんでもってダンスもカワイイーー!
あの人数で同じ振りをしたり、2チームに分かれて違う振りをしたり
とにかくチームワークが大事。
みんな揃ってキラキラの笑顔で歌って踊って、それ観てるだけで
熱い思いが伝わってこちらも幸せな気分になれる。
なんだか不思議。
ダンスは振り付けの方もいらっしゃるみたいだけど、耕史くんのデジャブな
振りも多くて。
いままでの舞台の集大成的な、持てるネタをすべて発揮!みたいなのが
微笑ましいというか。
これはファンならではの感覚かな。

ストーリーというか、内容的に関しては、やっぱりキリストの教えって
ちょっと理解できない部分があります。
幼稚園がカトリック系で小学生の間も日曜学校に通っていたから
どのエピソードも教えも聞き覚えがありました。
でも、子供の頃のイエス様っていうのは誰にでも平等に優しく、
敵を憎まず、争いごとは絶対にダメっていう博愛の精神を持った
全知全能の神だったんだけど、大人になって良く知っていくと
ちょっと違うかなと思います。
誰かと誰かを比べてどちらの罪が重いかという、人間を比較する
ような言葉や、パリサイ人との確執とか、子供の頃に信じていた神様と
ちょっと違うかなと。
子供心に思ってたよりも人間臭い感じかな。
ま、そのおかげで、こういう作品ではジーザスも恐れることがあるんだ、
孤独を感じるんだとその感情に寄り添うことができるんだけど。

今回の「GODSPELL」にも出てくるこの問答の部分は繰り返し
読んでいた(読まされていた?)部分。
結構、印象に残っていて、幼心にも共感できた言葉だったのかな。

「こころ貧しい人たちは、さいわいである、天国は彼らのものである。」
「悲しんでいる人たちはさいわいである、彼らは慰められるであろう。」
「 柔和な人たちは、さいわいである、彼らは地を受けつぐであろう。」
「義に飢えかわいている人たちは、さいわいである、彼らは飽き足りるように
 なるであろう。」
「あわれみ深い人たちは、さいわいである、彼らはあわれみを受けるであろう。」
「心の清い人たちは、さいわいである、彼らは神を見るであろう。」
「平和をつくり出す人たちは、さいわいである、彼らは神の子と 呼ばれるであろう。」
「義のために迫害された人たちは、さいわいである、天国は彼らのものである。」
   (マタイによる福音書より)


あー、ジーザス耕史からこんな説教を聞くと、迷わずハイハイとついてっちゃうわー(笑)

そう!耕史くんのビジュアルも絶好調でした。
L5Yのときよりも頬がふっくらした感じで(あんときはゲッソリしてたもんなあ)
ちょっと若返ってたよ(嬉)
髪も後ろを鳥みたいに逆立ててあって、ちょっとチクチクのジョナサンみたいでした。
あいかわらず身のこなしは軽く、声はせつなく、時に力強く、いつものように
生き生きと舞台の上でジーザスとして生きてました。
この新人演出家さん(笑)は、思い通りのものが作れた自信に満ちあふれたように
見えたんだけど、それはジーザスを演じてるからなのか、それとも、ワタシが
この作品を気に入ったせいなのか。
カテコでもいつもよりたくさんの仲間たちと1列に並んで、誇らしげに挨拶してた
ような。

とにかく見終わった後、すべてのひとにちょっと優しくなれる気がして(ちょっとねw)
幸せな気持ちにさせてくれる作品でした。

(ツボ編へ続く)
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by june-sky | 2010-12-15 23:55 | GODSPELL
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