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正月時代劇 陽炎の辻SP 「海の母」

正月時代劇「陽炎の辻 ~居眠り磐音 江戸双紙~」スペシャル「海の母」

クラシック王子でカウントダウンした翌日、今度は総髪も凛々しい
若先生として登場です。
いつも言われてるけどホントにこのひと、振り幅が大きいね。
ついてくこっちは面白いことこのうえなしです。
その調子で今年もいろんな顔を見せてもらえるんですよね。
期待してます。

ってことで、「海の母」感想です。
今回は磐音シリーズとしてワタシが見たいドラマを見せてもらえた。
ひと言で言えばそんな感じです。
大満足!



久しぶりに見た磐音さんは己の行く道も定まり、すっかり落ち着いた様子で
表情も穏やか。
新婚6ヶ月だそうで、そりゃ幸せだわねぇ(笑)
耕史くんも言ってたけど(in大晦日スタパ)
「磐音の魅力は叶わない想いから来る哀愁」っていう言葉には深く深く
頷きました。
うん!そうだよ!こーちゃん、良いこと言った!
ワタシは「磐音さんの悲しみがなくなったらその代わりに何があるの?」とか
「磐音さんが幸せになったらなったでそれはほんとに良かったと思えるけど
もうそんなにその先が見たいとは思わない」とか書いてたけど、それは
そういうことなんだよね。
それはまあ仕方のないことなんだね。
今回がファイナルと言われることについてもそういう理由があるんじゃ
ないかな。

でも、それを踏まえても今回のドラマは良かったー。
こんなエピソードがたくさんあるんなら、またスペシャルでやってくれたら
いいなあと思えました。
あの「2」や「3」の延長だったらもういいかなと思っていたけど。

磐音さんを中心にあの3人組で人助けのために動いて、それを通して
人の想いを大切に描く。
今回の登場人物、どのひとのどの言葉にも不自然なことがなかった。
またまた耕史くんが言ったたように、磐音の過去の痛みから来る
「武士には覚悟を決めなければならないときがあるのです」という
磐音さんの言葉にも重みがあったし説得力があった。
あの、幼なじみを斬らなければならなかったという出来事があってこその
今の磐音なんだということが伝わってきて、ほんとに磐音さんは成長
したんだなあ、磐音さんは生きてるんだなあと実感できました。

つーか、ワタシは陽炎2とか3とか、あんまり記憶がなくて、
1から一足飛びにこのスペシャルが来たような、まあそれでも
いいんじゃないのー?なんて失礼なことも思ってしまいました。
すいません(汗)
3の最終回は結局感想を書かずじまいで、最終回だけ見ると大団円で
良かったんだけど、総括するとなるとまた愚痴をクドクド書いて
しまいそうで(大汗)

今回もいきなりのおこんちゃんの啖呵に、「あちゃーー、またか」と
思うも、ちゃんと笑いでオチを付けてあって、これこれこれだよ!と
頷くワタシ。
おこんちゃんに言いっぱなしやらせっぱなしだったから、そこだけ
浮いちゃってたんだよね。

っと、過去の話はおいといて、このシーン、あいかわらずご飯に
がっつく磐音さんが可愛かったー!

騒々しい長屋も今津屋の様子も見せて、ちゃんと皆が変わらずに
暮らしていることを確認。
道場でも若先生として稽古に励み、養父・養母ともうまくやっている。
道場も増築するとかで、順風満帆であとの心配は跡継ぎだけ。
うーん、やっぱせつなさとは無縁だわ(笑)

で、、今回のテーマは「母の想い、子の想い」。。。かな。
そこに、娘を思う父の想い、孫を思う祖父の想い、仇討ちに関わった
磐音たちの想いが重なって、どれもこれも共感できる想いでした。
竹村の旦那の「武家にしがみつくより人として生きるべきだ」という言葉も
頷けるし、その言葉にちゃんとやさしさを汲み取れる小太郎も立派。
娘・お彩のことを案じて逃げる手助けをする父も、孫のこれからのことを
考えて娘を裏切る道を選ぶ。
このシーンはじーーんと来ますね。

小太郎が武士としての覚悟を決めていく様子も丁寧に描かれて、
そのせつない思いが痛いほど伝わってきます。
雷が嫌いなんていうエピソードも、そんなに小さな子が・・・という痛ましさと
「あの子は雷が怖くて」と、母が子を想う気持ちが表われていて秀逸でした。

皆が小太郎を思いやり、この仇討ちをなんとか回避できないかと案じている。
そのやさしさに、グッと来ます。
「このまま雨が何日も止まねばよいのに」という品川柳ちゃんの言葉が
皆の思いを代弁してました。
小太郎が母の出奔を見逃そうとする気持ちも、それに気づいて見ないふりを
する磐音の気持ちもやさしくてせつない。
船頭もまた事情を知って、きっと隠れている二人に気づかぬふりをしたんでしょう。
あー、なんかもう出てくる人出てくる人がやさしくて心持ちが立派で泣けてくるわぁ。

お彩が子を残してまで佐江傳三郎と逃げたのはちょっとどうなのかとも思うけれど
でも、それも単に色恋のためではなく、自分を助けてくれた唯一の人間を死なせる
わけにはいかないという気持ちだったということで理解できました。
幼なじみに惹かれる気持ちがあったにしても。
とりあえずここは、母としてより武家の女としての矜持を選んだのですね
切迫した場面で、行きがかり上そういう道を選んでしまったけれど、でも、母は
子のことを捨てたわけではない。
お彩は土壇場で、やっぱり息子・小太郎を選びます。
このまま逃げたら、この先小太郎にどんな人生が待っているか、そう思うと
飛び出すほかなかった。やっぱり母ですね。

佐江傳三郎も本気で小太郎と刀を合わせたわけではなく、仇討ちされるのは
覚悟の上。
師としての最後の稽古のつもりだったんですね。
このひともひょんなことから悲しい運命を背負ってしまって。
でも、最後は「われらどんなことがあっても生き延びる所存」なんて言って
小太郎を挑発して、その迷いを吹っ切らせようとした。
立派です

そういうエピソードの上に、おこんを思う金兵衛や竹村の旦那の仕事の世話をする
品川さんの友情や、そういう以前からの登場人物たちの情も忘れない。
おこんの磐音への想いも帰りを待って空を見上げる姿に表れています。
陽炎シリーズはこういうショットが巧かった!
最後の二人のシーンもよかったですね。
無防備な寝顔の居眠り磐音が可愛すぎ。

ほんとに素晴らしい筋立てで、役者さんもハマってて、ワタクシただいま絶賛リーピト中。
ワタシはこのドラマが大好きですー!!
と、いままでの辛口感想の罪滅ぼしではないけど、大声で叫んでおきます。。
これはDVD買ってもいいかな。
結局、3は買ってないんですよねー。あは(汗)

あ、そうそう。肝心な磐音さんのツボ。
ワタシは磐音さんの端正な佇まいや綺麗な動作やせつな顔や眉間の皺や
すべてが好きです。
入浴シーンも良いけど、とくに殺陣のときの磐音さんは格別。
今回も最後の助太刀の殺陣はスピーディーで素晴らしかった。
双方、刀を合わせてぐりんぐりんと回したり、なんかちょっといつもユニークな
動きがありますよね。
耕史くんの身体能力あってこそと誉められた殺陣はいつも見応えたっぷりで
楽しみでした。
耕史くん、せっかく身に付いた殺陣の技、今度は舞台で生かしてみないかーーー
(独り言w)

なんていうのか、最初はつかみ所がなさそうな磐音さんだったけど
おまけに途中で磐音さんの気持ちが見えないと思ったときもあったけど
でも、最後はちゃんとワタシも磐音さんの心持ちに寄り添うことができたかな。
耕史くんも徐々に磐音さんになっていってましたね。
最後には磐音さんの魅力を分析なんてしてくれちゃって(笑)

ファイナルとしてはほんとに素晴らしかったです。

って、終わるんだよね?
あの耕史くんの言い方を聞いても終わりそうですもんね。
ワタシはこれで終わりで良いと思ってるけど、でも、今回みたいなスペシャル
だったら大歓迎。
またいつか磐音さんを見たいです。
その素晴らしい殺陣をまた見せてほしいです。
いつか必ず戻ってきてください。待ってます!

3年間、お疲れさまでした。楽しませてくれてありがとー!
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by june-sky | 2010-01-02 23:59 | 陽炎の辻 3
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