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虹の空へ

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「ドリアングレイの肖像」 8/29 ソワレ

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やっとこさ、ドリアンの感想です。
東京で3公演観てるわけですが、公演ごとのその時点での印象を
振り返りながら書きます。

まずは8/29ソワレから。この日は前方席でした。
初演から1週間と1日、やっとやっと観ることができました。長かった!
漏れ聞こえる評判は概ね良さそうな感じで、さらに友からは
ワタシ好みの舞台じゃないかと予想され、いやが上にも期待が膨らみます。

とりあえずは初見の感想はミーハーでビジュアル重視でツッコミどころ満載で。
いつものことですが(笑)



オープニング。
ドラマチックなピアノがゴシックホラーのような雰囲気を醸し出して
「いやん、良い感じーー!」って思ってると待ってました!
ドリアンこーじの登場です。

え?雅?

まず第一印象がそれ。えーーーっ(笑)
だって、銀髪のザンバラ髪が動画で観た雅様そっくり。

次に思ったのが「サスペンダーもうちょい緩くしてもいんじゃない?」

ジェイミーもズボン上げすぎでしたが、そんなに吊ったり上げたり
しなくてもじゅうぶん足長なんで。誰かゆーたってー(笑)

その雅様(違)が謎の行動を取ります。
ポッケからナイフを取り出して 下ろした右手に短刀を持ち、
額縁前にたたずみ、何もない空をなぞり
腕を振り上げて突き立て、そして切り裂く。
そしてまた鳴り響くピアノ。
最後は地響きのような、怖いような大音響を残して暗転。

ここまででもうワタシの心は鷲づかみ!
ミステリアスでちょい怖で、だけどドリアンの動きもドラマチックで美しくて
なんだかすっごい好きな雰囲気。
これから何が起きるのか、期待と不安でテンションマックス。

そしてヘンリー卿とバジル登場。
二人の芸術論はすぐには耳に入ってこなくて、聞き漏らさないようにと
思うとますます台詞が流れるように行ってしまう。
ちょっとワタシ、焦りました。
シェイクスピアのようなこういう台詞の応酬ってあんまり得意じゃ
ないので。
まあ、これが回を重ねる毎に面白くなってくるんだけどね。

で、ふたりでどれだけドリアンが美しいかを話すんですね。
またまたどんどん期待が膨らむワタシ。
ヘンリー卿と同じくらいドリアン登場が待ち遠しくて。

そこへキタキタキタよ!
ドリアンの到着を仮面の召使いが知らせます。
(この召使いたちの仮面の演出も面白いね)
待ってました!
颯爽と登場したドリアンはおリボンで髪を結わえると見事に貴族に変身。
きゃーー!良いんじゃない?
ゲネプロ写真で見るより動くドリアンはステキ!

写真で見たときに、想像してたお耽美とはちと違うと思ったけど
オスカーワイルドの時代(19世紀)はこういうファッションなのね。
ワタシが想像してたのはこんな英国紳士でなくて、もっとフリフリした
衣装。それは中世の貴族だったみたい。ああ、勘違い。
ドリアン予習で参考にしたのは、去年の12月に書いたコチラの記事
映画版ドリアン(ベン・バーンズ)
よく見たらこのドリアンもフリフリじゃないけど、白いリボンの付いたシャツとか
白黒のベストや上着がおしゃれで王子っぽい。

けど、こーじドリアンもなかなかステキな衣装でした。
ひとりだけ上着の袖ぐりにギャザーが寄せてあっって、仕立ての良い貴族っぽい
感じが出てました。
色合いもひとり明るめのパープルっぽいグレイで、髪のシルバーのせいも
あって、ドリアンだけがキラキラと光の中で輝いてる感じ。
あー、キレイ!美青年だ。
ヘンリー卿とバジルが絶賛するその美しさが納得できます。
これ大事!

ああ、でも惜しむらくは下着の半袖が白シャツの下に透けてたこと。
グンゼですか?(笑)
これ、すごく気になったわぁ。ちょっと残念。
舞台は暑そうだし、関西では脱いでてほしいな。

で、その第一声が「モデルはもう飽きた。何もせずにじっとしてるのは
退屈なんだ」とかなんとか、もうこのひと言でドリアンがわかる気が
しました。
無邪気ではあるけど自分の美貌を承知していて、わがままに振る舞っても
バジルには何でも許されて。

そう、このときのドリアンは自分の美しさは意識しているけど、それを
意図的に利用して人を思い通りにさせようとは思ってないような印象を
受けました。
あくまでも無邪気。
それが、ヘンリー卿の影響を受けてから、美貌を利用して人を操ることを
意識してやるようになった。
無邪気な子供に武器を持たせた。
そんな風に感じました。

でも、そんな悪いドリアンこーじもステキ。
貴族的な立ち居振る舞いにまずクラクラっと。
そして、表情の一瞬一瞬の変化からも目が離せない。
なまじ近くで見れるもんだから、どうしても初回はドリアンだけに
ロックオンされちゃって(汗)
耕史くんファンとして言えば、視線の動かし方、眉間の皺、ちょっとした
手の動き、そんな映像でしか見ることができなかった細かい演技が
生で見れる。それがほんとに感動モノでした。
ファンにはたまらないよー。
今までのミュージカル作品とはやっぱりちょっと違う。
俳優・山本耕史がじっくり堪能できます。
ストレートプレイの醍醐味が少しわかった感じ。これって邪道?(笑)

あー、オープニング10分くらいのことをこんだけ書いてるよ(汗)
3公演分書かなくちゃいけないのでこーしてはいられません。
内容はまた次に書くとして、とりあえず初見の印象は

「こーじドリアンにヤラレタ!」
「舞台巧者な俳優さんたちとの共演ってなんてステキ!」
「前嶋さんのピアノが素晴らしい!」
「舞台装置が好みだ。回って回って回るのが面白い!」

正直、1回目見終わった後は作品自体はそんなに好みじゃないって
思ったんです。
すいません(汗)
原作未読で情報を入れなかった分、取り込まなくちゃいけないことが
いっぱいありすぎてわーーーっといろんなものがやってきていっぱい
いっぱいだったからだと思います。
台詞の表すことの意味、やり取りの面白さ、各シーンの味わい深さに
気づくのは2公演目から。
2回観て台詞の面白さがわかり、ドリアンがますますステキに見え
舞台の仕掛けの面白さがわかり、3回観てすっかりこの作品の虜です。

役者さんたち同士の演技のボルテージが上がっていくのも興味深かったし
いままで舞台では見たことのない役柄を演じる、役者としての山本耕史を
見れたのもほんとに楽しかった。
歌なしでもじゅうぶん魅力的。
ストプレの耕史くんはそんなに見たくないとか以前に書いてごめんなさい。
やっぱり見てみなくちゃわかんないもんですね。
もちろん歌があったら、さらに魅力倍増だけどね。

あとまだ3公演観れるのがほんとにウレシイ。
2公演にしようかと思ったけど、減らさないでヨカッタ。

ってことで、2回目感想は明日。
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by june-sky | 2009-09-06 23:59 | 山本耕史
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